神社・銅一文字屋根葺き工事-1
日頃お世話になっている大工さんからの依頼で、神社様の仕事をさせて頂きました。
今回の仕事は資材作りから始まります。
いろんな大きさが計200枚以上ありますが、何に使用するかわかりますか？
一枚一枚決めた寸法に線を引き、はさみで切って形を作ります。
そして折り曲げていきます。
全部で10種類の資材を作りました。これを繋げると・・・
このような形に。どこに使用するか想像できましたでしょうか？
では、現場に行きます。
先ほど作った部材を「葺地」と呼ばれる部分に取り付けていきます。
続いて銅板屋根「一文字」を葺いていきます。
葺き終われば棟木を据えて「駒額」に銅板を付けます。
そして「鬼」を付けます
棟木に加工した銅板を取り付けます。
「鳥衾」（とりぶすま）と呼ばれる「鬼」の上から突き出した装飾部分を取り付け、銅板で包みます。
ちなみに「鳥衾」という言葉が気になって調べてみました。
この「衾」というのは平安時代に用いられた寝具だったらしいです。
なので「鳥が休む場所」という意味で「鳥衾」だそうです。
さて、最後にこの神社様の紋を取り付け作業が終了いたしました。
地区の方々にも喜んで頂けました。
ありがとうございました。
桜井市 神社様
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